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会社に疑われた時の言い訳(4)

会社に副業を疑われた時の言い訳(3)では、FXの損失を「ゴルフ会員権の損失」だとか、「賃貸アパートをリフォームしたから損失が出た」というように、他の所得の損失だと嘘をついてごまかす方法を紹介しました。

でも、税金の専門家ならともかく、そこまで専門知識が無いのに下手な嘘をつくのは考えものです。

それに、会社に副業を疑われた時の言い訳(3)のように、会社の担当者が税金に関して専門知識を持っていて、こちらの言い訳をすんなり納得してくれればいいですが、専門家でない場合はいろいろ突っ込んでこられてボロが出てしまうかも知れません…

まさに生兵法は大怪我の元。

ではどうするか。

例3:確定申告書を書き間違えた!と言い訳する

例:
経理「furiさん、あなたの今年の住民税、えらい安いんですけど…?」
furi「え、そうなの?なんでだろ…。今年はちょっと事情があって確定申告したんだけど、それが関係してるのかな?ちょっと役所や税務署で聞いてみますんで、理由が分かったらまたご連絡します!」
経理「はあ。分かりました」

翌日
furi「住民税が安くなった理由が分かりました!」
経理「そうですか、どうでした?」
furi「いや、実は去年から為替取引をちょこちょこやり始めたんだけど、今年は結構損が出ちゃって。で、その損失を確定申告のときに申告したからみたいなんですよ。」
経理「為替取引ですかー。今流行のFXですか?」

furi「そうです。で、問題は確定申告書に書き込むときに、間違えて事業所得欄に書き込んでしまったみたいで。FXは雑所得なんで、損失は申告できないらしいんです。」
経理「あらら、それで…」

furi「そうなんですよ。間違って事業所得欄に書き込んでしまったんで、給料からFXの損失が差し引かれて、所得税はが還付されたみたいです。住民税もそれで安くなってるみたいです。」
経理「あーなるほど。」

furi「ただ、間違って申告してしまったっていうことは、今のところ役所も税務署も分かってないみたいなんで、とりあえずバレるまでこのままにしておきたいんですけど…。だめですか?」
経理「んーそうはいってもねぇ。まぁ聞かなかったことにします。来年からは気をつけたほうがいいですよ。」
furi「はい。ありがとうございます!」

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この言い訳のポイントは以下の通り。

  • 確定申告時、間違えてFXの損失を事業所得欄に記載した
  • そのため、給与所得から事業所得の損失が差し引かれて課税される額が減った。
  • そのため、所得税は還付されて、住民税も天引きされる分が安くなった。
  • ただ、税務署や役所は気づいてなさそうなので、そのままにしておきたいと伝える。

事業所得は損失が出ると、給与所得などプラスの所得からその損失額を差し引くことになるので、こういった結果があり得る訳です。

確定申告時は税務署の人も各記載欄の金額は確かめても、それが雑所得か事業所得に当たるかまではいちいち確認しませんから、こういうことも全くあり得ないとは言い切れないです。

デメリットとしては、来年は同じ様な言い訳は使えないということと、会社の人にFXをしていることが知られてしまうということですね。



ただ、会社に副業を疑われた時の言い訳(3)での例1、例2のような専門的な話ではなく、単なる書き間違いで済む話なので、変なボロが出る可能性は低いです。

重要なのは「修正申告せずに、税務署にばれるまではこのままにしておきたい」と伝えることですね。
実際には修正申告しなくても、「修正申告をする」と伝えた場合、会社の方には通常役所から住民税の特別徴収税額の変更通知書というものが送られることになります。

しかし、これが送られてこないと「あいつ、修正申告するって言ってたけど、してないんじゃないか?」と思われて、「早く修正申告しなさいよ〜」っと言われてしまいます。

ですので、最初から「とりあえず税務署にばれるまでは修正申告はしない方向で…」と伝えておきます。

会社の方は、従業員が修正申告しなかったからといって、問題になることはありません。
あとは個人の問題ですから。

まぁこれも必ずうまくいく方法というわけでもないです。
試してみる方は、くれぐれも自己責任でお願いしますよ〜

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