損失が出たときの記帳
FXは勝つときもあれば、残念ながら損失で終わってしまう月もありますよね。
当初記帳指導を受けた税理士の先生からは、「損失も売上と同じように、預金出納帳でマイナスの売上高として入力していいですよ〜」と言われていました。
しかし、後日ブログで税務署から「マイナスの売上なんてあるわけないでしょ!」と言われてしまったというコメントを頂きました。
そのため、損失額は売上とは別の科目で入力することにしてみます。
具体的には、損失を仕入高として入力する、または新たに「為替差損」という経費項目を作る、という方法です。
■損失を仕入高として記帳する
利益が出た場合は、売上高として記帳しました。
となれば、損失が出た場合はその反対だから、仕入高として記帳するという方法です。
この方法は、利益が出たときには売上高として記帳していたものを、仕入高とするだけですので、基本的には売上高として記帳したときと手順は一緒です。
まずは、「設定」から「帳簿・伝票設定」を選びます。
次に、「買掛帳」を選択し、右下の「対象勘定科目」のところの「買掛金」にチェックを入れ、「OK」をクリック。
次に、もう一度「設定」から「科目設定」を選ぶ。
ここで、「買掛金」の補助科目としてFXの取引口座名を追加する(この操作は「各FX口座の登録」で記載したのと同じなので省略します)。
さらに、損益科目のほうの「仕入高」の補助科目としてもFXの取引口座名を追加する。
これで、損失入力の準備はOKです。
後は買掛帳を開いて入力するだけです。
仮に、7月分の損失が50,000円だった場合は、こんな感じの記帳になります。